サイバーシャフト 超高精度OCXO 10MHzクロック −ST− 使ってみた!
サイバーシャフト 超高精度OCXO 10MHzクロック −ST− で、ございます。
この機器はですね、う~ん・・・うまく説明できません。
メーカーのホームページから引用させていただくと、
『クロックは、デジタルオーディオの心臓部です。高精度なクロックをお持ちの機器に供給する事によりDACのサンプリングエラーを極力抑えた解像度と透明度の高い音質を得る事ができます。多くのメーカーが効果に着目し、積極的に取り入れている「外部10MHzクロック入力」のあるオーディオ機器でお使いいただけます。』
とのことです。
なぜ私がこの商品を購入したかといいますと、TEAC の NT-503 を使っていたからです。そう、NT-503には「外部10MHzクロック入力」があるのです。
「CLOCK SYNC」と書いてある端子がそうです。
(もちろん NT-505 にもついています。)
せっかく外部クロック入力があるのだからぜひとも外部クロックを使ってみようと思っていたのですが、これがまた高額な商品ばかり。NT-503は10万を切る価格で購入したのに、10万オーバーのクロックを買うなんて・・・
そんな時ネットで見つけたのがサイバーシャフトのクロックです。数種類ありますが、私が購入したのは一番安い -ST- というタイプ。お値段は約4万ほど。
NT-503 と並んでます。なぜか NT-503 だけ御影石に載っています。外観も似たような質感ですし、青いランプもほぼ同じ色です。NT-503 の青ランプは外部クロックと同期している時のみ点灯します。-ST-はスペック的にもNT-503にとってオーバースペックとならず、ベストマッチらしいです。
背面はこんな感じ。
ネットで買ったんですけど、コイツはいつも売り切れ状態です。販売されたかと思うとまたすぐに売り切れ。一度に多くは生産しないみたいですが人気はあるのでしょう。
さて、では感想です。
正直申しまして最初は、効果がなかったらすぐ売ってしまおう!と思っていました。
で、実際に接続して音を聞いてみました。
「う~ん、売ろ。」
もちろん電源を入れてスグではなく1時間くらい通電してから聞きましたよ。でもあんまり効果があるようには感じませんでした、この時は。でもまあしばらく様子を見ることにしたんです。
1か月後くらいですかねー、たまたま音楽DVD(ん?なんて言えばいいのかわからん。昔はプロモーションビデオとか言ってたヤツです。)を NT-503 のDACを通して聴いたんです。(観たんです。)そしたらなんか音が悪いんですよ。音源だってフツーにCD以上の音質です。明らかにいつもと違うぞと思いつつ NT-503 を見たら、なんと青ランプが消灯していました。そうなんです、外部クロックの効き目がOFFだったのです。
取説を見ますと、
『入力ソースが「USB」、「USBf」、「NET」のときのみクロックシンクが可能です。』
あ~残念!BDプレーヤーとは光ケーブルで接続しています。なので外部クロックの恩恵にあずかれません。ちなみに同軸もダメです。
まあでも、それは別にいいんです。ただ外部クロックの効果が分かったので、いつも聴いているNAS音源で外部クロックあり、なしを聴き比べました。結果は、
「いや~、もうゼンッゼン違います!」
クロックありの場合、音の雑味がとれて透明感が増します。音のブレがなくなってビシッとピントが合う感じですし、音の張りも増すような・・・。変な言い方になりますが、「無音」も美しく再生されるんです。全体に鮮度が上がって、聴いていてゾクゾクしまくりです!
なかなか上手く説明できませんが、とにかく音が高級になりました!
外部クロックのないときも十分いい音で満足していましたが、ここまで変わっちゃうともう手放せません。売らなくて良かった~💦
NT-503 をお持ちの方はぜひ、「サイバーシャフト 超高精度OCXO 10MHzクロック −ST−」を使って頂きたいと思います。(もちろんNT-505でも効果絶大でしょう。)
あと、注意点は「電源入れっぱなし!」です。数十時間をかけて徐々に本来の特性が出てくるということなので、これはもう絶対です。早めに判断して手放しちゃだめですよ!
余談ですが、10万を切るクロックジェネレーターでこんなのもあるんですよね。